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宮城県|床下浸水、床上浸水のカビ問題、対策をカビ専門業者がリスクと対策方法をお伝えいたします。

近年、宮城県で異常気象により台風や大雨で床下浸水、床上浸水は大変な被害ですね。カビの発生は深刻な問題であり、健康被害や建物の劣化にもつながります。迅速かつ適切な対処が非常に重要です。


この記事では、床下床上浸水後のカビリスクと対策方法をお伝えいたします。

皆様のご参考になれば幸いです。


≪目次≫

1,床上浸水後のカビの発生と理由

1-1健康への影響

1-2建物への影響


2,除去と対策のステップ

【STEP 1】初期対応と安全確保(最優先)

【STEP 2】水と泥の排出・清掃

【STEP 3】徹底的な乾燥(最も重要!)

【STEP 4】カビの除去と消毒

【STEP 5】再発防止と長期的な対策

【STEP6】火災保険・水災保険の申請方法


3,専門業者への相談

≪雨漏れを15年間放置後の床下≫
≪雨漏れを15年間放置後の床下≫

1,床上浸水後のカビ発生の不安と理由


床上浸水後は、水や泥だけでなく、様々な有機物や微生物も室内に持ち込まれます。これらがカビの栄養源となり、高湿度と相まって、数日中にはカビが急速に繁殖する危険性が非常に高いです。


1-1健康への影響:

カビの胞子を吸い込むことで、アレルギー性鼻炎、喘息、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症などのアレルギー疾患や、肺炎などの呼吸器系の疾患を引き起こす可能性があります。また、皮膚炎や感染症のリスクも高まります。特に小さなお子さんや高齢の方、アレルギー体質の方は注意が必要です。


1-2建物への影響:

カビが繁殖することで、建材の腐食、金属部の錆び、断熱材の劣化などが起こり、家の耐久性が著しく低下する可能性があります。シロアリなどの害虫発生の原因にもなります。


2, 除去と対策のステップ


床上浸水後の復旧作業は、非常に大変で専門的な知識も必要です。ご自身でできる範囲と、専門業者に依頼すべき範囲を把握し、安全第一で進めてください。


【STEP 1】初期対応と安全確保(最優先)


1.  電気の遮断: 感電の危険があるため、ブレーカーを落としてください。濡れた手で電気製品やコンセントに触れないでください。

2.  安全確認: 建物が安全か確認します。浸水によって建物の構造に大きなダメージがないか、傾きがないかなどを確認し、不安な場合は専門家(建築士など)に相談してください。

3.  保護具の着用: 作業中は必ず以下の保護具を着用してください。

    *長袖・長ズボン**: 皮膚を保護するため。

    *ゴム手袋**: 汚水やカビに直接触れないため。

    *マスク**: N95などの高性能防塵マスクを推奨。カビの胞子や雑菌を吸い込まないため。

    *保護メガネ・ゴーグル**: 汚水やカビの胞子が目に入らないため。

    *長靴**: 足元からの感染を防ぐため。

    *帽子**: 頭髪への付着を防ぐため。

4.  換気の確保: 作業中は常に窓やドアを開け、扇風機やサーキュレーターなどを使って換気を徹底し、空気の流れを作ってください。


【STEP 2】水と泥の排出・清掃


1.  水の排出:

    * 溜まった水をバケツやモップ、雑巾などで汲み出します。

    * 水の量が多い場合は、水中ポンプなどの機材をレンタルすることも検討してください。

2.  泥や汚物の除去:

    * スコップやほうき、ちりとりなどを使って、泥や汚物を掻き出します。

    * 家具や家電製品など、浸水したものは可能な限り屋外に出して、洗浄・乾燥させるか、廃棄を検討します。特にカーペットや布張りのソファなどはカビの温床になりやすいため、廃棄を推奨します。

3.  洗浄:

    * 床や壁など、泥が付着した部分を水道水や高圧洗浄機で丁寧に洗い流します。

    * 洗剤を使って、汚れや微生物を洗い落とします。

    * 汚れた水が床下などに流れ込まないよう注意が必要です。


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【STEP 3】徹底的な乾燥(最も重要!)


カビの発生を抑えるには、とにかく**徹底的に乾燥させること**が重要です。


1.  自然乾燥:

    * 窓やドアを全て開け放ち、最大限に換気を行います。

    * 風通しを良くするため、家具などは壁から離して配置します。

2.  強制乾燥:

    * 扇風機やサーキュレーターを複数台使用し、空気の流れを促進させます。

    * 除湿機を複数台設置し、室内の湿度を可能な限り下げます(理想は湿度50%以下)。

    * 業務用の大型乾燥機や除湿機をレンタルすることも検討してください。

    * 壁や床の内部の水分はなかなか抜けません。壁に穴を開けて通気させる、床板を剥がすなどの処置が必要になる場合もあります。この場合は専門業者に相談してください。

3.  湿度チェック:

    * 湿度計を使って、室内の湿度を常にモニタリングしてください。

    * 建材の含水率計があれば、壁や床の乾燥状態をより正確に把握できます。


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【STEP 4】カビの除去と消毒


乾燥が進んだ後も、カビが発生している場合は除去と消毒が必要です。


1.  カビの除去:

    目に見えるカビは、*マスク、ゴーグル、ゴム手袋を着用**し、アルコールスプレー(消毒用エタノール70~80%)を吹き付け、乾いた布で拭き取ります。

    * カビ取り剤(塩素系漂白剤が主成分)を使用する場合は、必ず「換気を徹底」し、「酸性のものと混ぜない(有毒ガス発生の危険)」という原則を厳守してください。目立たない場所で試してから使用し、使用後はよく拭き取ってください。

    * 広範囲にわたるカビ、壁の裏側や床下など、見えない部分のカビは、ご自身での除去は非常に困難で危険です。専門業者に依頼することを強く推奨します。

2.  消毒:

    * 泥水に触れた場所やカビを除去した場所は、消毒が必要です。

    *逆性石鹸**: 薄めて雑巾で拭き取ります。

    *次亜塩素酸ナトリウム**: 家庭用塩素系漂白剤を薄めて使用できますが、素材を傷めたり、色落ちさせたりする可能性があるため注意が必要です。使用後は必ず水拭きし、乾燥させます。

    * 自治体によっては、浸水被害後に消毒用の石灰や薬剤を配布している場合がありますので、情報収集してみてください。


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【STEP 5】再発防止と長期的な対策


1.  防カビ剤の塗布:

    * カビを除去し乾燥させた後、防カビ剤を塗布することで、カビの再発を抑制できます。市販の防カビスプレーや、専門業者使用の防カビコーティング剤などがあります。

2.  湿度管理の継続:

    * 浸水後だけでなく、日常的に室内の湿度を適切に管理することが重要です。除湿機やエアコンの除湿機能を活用し、湿度50〜60%を目標にしましょう。

3.  定期的な換気:

    * 晴れた日は積極的に窓を開けて換気を行い、空気の滞留を防ぎます。

4.  通気性の確保:

    * 家具は壁から少し離して配置し、空気の通り道を確保します。

    * 床下がある場合は、床下の通気口が塞がれていないか確認し、常に開放しておきましょう。必要であれば、床下換気扇の設置も検討します。

5.  床下対策:

    * 床下浸水も伴った場合は、床下の泥の除去、乾燥、消毒が不可欠です。防湿シートや床下調湿材(ゼオライト、シリカゲルなど)の設置も効果的です。


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床下浸水、床上浸水といった水災被害に遭われたとのこと、心よりお見舞い申し上げます。火災保険、水災保険、そして公的支援の申請について、それぞれ手順とポイントを詳しくご説明します。


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【STEP6】火災保険・水災保険の申請方法


火災保険は「火災」だけでなく、特約で「水災」も補償対象となります。ご自身の加入している火災保険に水災補償が付帯しているか、まずは保険証券で確認しましょう。


### 申請の基本的な流れ


1.  保険会社または保険代理店への連絡

    * 被害状況を把握したら、できるだけ早く保険会社または保険代理店に連絡し、被害があったことを伝えます。

    * この際、契約内容や被害状況の概略を伝えます。


2.  被害状況の保存(写真撮影)

    *片付けを始める前に、必ず被害状況を写真や動画で記録しましょう。**

    * 建物の全体像、浸水の高さがわかるようにメジャーを当てた写真、被害箇所のアップ、家財の被害状況など、できるだけ多めに撮影しておくことが重要です。

    * 撮影日時がわかるように設定しておくと良いでしょう。

    * これは、後の損害調査や保険金請求の際に重要な証拠となります。


3.  損害調査

    * 保険会社から派遣される損害調査員が現地を訪問し、被害状況の確認を行います。

    * 大規模な災害の場合、調査までに時間がかかることがあります。


4.  必要書類の準備・提出

    * 保険会社から保険金請求書類が送られてきますので、必要事項を記入し、指示された書類とともに提出します。

    * 主な必要書類は以下の通りです。

        *保険金請求書**:保険会社所定の書式

        *事故内容報告書(事故届出書)**:災害の発生日、事故状況の詳細などを記入

        *被害状況がわかる写真**:上記で撮影したもの

        *修理見積書**:修理業者から取得した、被害箇所の修理費用見積書

        *罹災証明書**:後述の「公的申請の仕方」で取得します。

        * その他、保険会社によって建物登記簿謄本、印鑑証明書、住民票などが求められる場合があります。


5.  保険金の受け取り

    * 提出された書類と損害調査の結果に基づき、保険会社が支払われる保険金額を算定し、保険金が支払われます。

    * 損害発生から支払いまで、スムーズに進めば3~4週間程度が目安とされていますが、大規模災害時はさらに時間がかかる場合があります。


### 水災保険の補償内容と適用条件


* 水災補償は、台風、暴風雨、豪雨などによる洪水、融雪洪水、高潮、土砂崩れ、落石などで建物や家財が被害にあった場合に補償されます。

* 一般的に、以下のいずれかの条件を満たす場合に保険金が支払われることが多いです(保険会社によって異なります)。

    *床上浸水**したこと

    *地盤面から45cm以上の浸水**があったこと(床下浸水でも、この基準を満たせば補償対象となる場合があります)

    保険の対象(建物または家財)の*損害割合が一定割合(例:再調達価額の30%以上など)を超えた**場合


【重要ポイント】

*「建物」と「家財」はそれぞれ別の契約が必要な場合があります。**建物に水災補償が付いていても、家財に付いていなければ、家財の損害は補償されません。両方に付帯することをおすすめします。

*地震に起因する津波や土砂崩れによる被害は、火災保険の水災補償では補償されません。**地震保険の対象となります。


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## 2. 公的申請の仕方(罹災証明書と被災者支援制度)


自然災害による被害を受けた場合、公的な支援を受けるためには「罹災証明書」が不可欠です。


### 罹災証明書の申請方法


罹災証明書は、市町村が住家(人が住むための建物)の被害程度を証明する書類です。


1.  市町村役場への連絡・申請窓口の確認

    * まずは、お住まいの市町村の担当部署(総務部、企画部、行政部、防災課など)に連絡し、罹災証明書の申請窓口と必要なもの、申請期間などを確認します。

    * 大規模災害時は、総合案内や特設窓口が設置されることがあります。


2.  被害状況の保存(写真撮影)

    火災保険と同様に、*片付ける前に被害状況を多角的に撮影しておくことが重要です。**特に、浸水の高さがわかるように定規などを置いて撮影すると、被害認定の参考になります。


3.  申請書の記入・提出

    * 申請窓口で罹災証明交付申請書を入手し、必要事項を記入して提出します。

    * 多くの市町村では、ホームページから申請書をダウンロードすることも可能です。

    *持参物**:

        * 罹災証明交付申請書

        * 被害状況が確認できる写真

        * 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど顔写真付きのもの。顔写真がない場合は複数必要になる場合もあります)

        * 印鑑(認印で可)

        * その他、自治体によって必要なものが指示される場合があります。

    * 代理申請の場合は、委任状が必要です。


4.  現地調査

    * 申請後、市町村の職員による現地調査が行われます。この調査に基づき、被害認定(全壊、大規模半壊、半壊、準半壊、準半壊に至らない(一部損壊)など)が行われます。

    * 調査までに数週間から1ヶ月以上かかることもあります。


5.  罹災証明書の発行

    * 調査結果に基づき、罹災証明書が発行されます。


【重要ポイント】

*罹災証明書の申請は、被害から1週間以内など、速やかに行うことが推奨されています。**

* 床下浸水の場合でも、罹災証明書が発行される場合があります。自治体によっては、床下浸水も公的支援の対象となることがありますので、必ず申請しましょう。


### 被災者支援制度(罹災証明書を活用)


罹災証明書が発行されると、以下のような公的支援制度の対象となる可能性があります。


*被災者生活再建支援金**

    * 自然災害により住宅が全壊、大規模半壊、半壊した場合などに支給される支援金です。基礎支援金と加算支援金があり、住宅の被害程度や再建方法によって金額が異なります。

    * 床下浸水や一部損壊でも、自治体によっては独自の支援金や義援金が配分されることがあります。

*災害援護資金**

    * 災害により住宅や家財に大きな被害を受けた世帯に対し、生活の立て直しのために必要な資金を貸し付ける制度です。

*応急修理制度**

    * 半壊以上の被害を受けた住宅について、日常生活に必要な最小限度の部分(屋根、壁、床、台所、トイレなど)の応急的な修理を、自治体が補助する制度です。

*税金の減免、公共料金の減免、融資優遇**

    * 所得税、住民税、固定資産税などの減免や、水道料金、電気料金などの減免措置が取られることがあります。

    * 住宅の再建・補修のための低利融資制度もあります。


【相談窓口】

* まずは、お住まいの市町村の担当窓口に相談しましょう。

* 大規模な水害では、市町村、ハローワーク、中小企業関係、弁護士会などが無料の相談窓口を開設することがありますので、積極的に利用しましょう。

* 自然災害損保契約照会センター(一般社団法人 日本損害保険協会内):0120-501331(無料)/ 0570-001830(ナビダイヤル・通話料有料)で、加入している保険会社がわからない場合などに問い合わせが可能です。


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まとめ


床下・床上浸水に見舞われた際は、


1.  被害状況の写真を徹底的に撮影する(片付け前が鉄則)

2.  加入している火災保険会社へ速やかに連絡する

3.  お住まいの市町村役場へ罹災証明書の申請を行う


この3点が特に重要です。災害直後は大変な状況かと思いますが、落ち着いてこれらの手続きを進めることで、その後の生活再建に役立つ支援を受けることができます。

少しでもお役に立てれば幸いです。



3,専門業者への相談


床上浸水後のカビ対策は、非常に労力がかかり、専門的な知識や機材が必要になる場合があります。特に以下の場合は、無理せず専門業者(カビ対策専門業者、リフォーム業者など)への依頼を検討してください。

 *自分でやれる事はやったけど不安

 *カビの範囲が広範囲にわたる場合

 *壁の内部、天井裏、床下など、目に見えない部分にカビが発生している場合

 *異臭がひどく、健康被害が懸念される場合

 *ご自身での作業が困難な場合(体力的な問題、作業スペースの制限など)

 *建物の構造的な問題(基礎のひび割れ、雨漏りなど)が疑われる場合


専門業者であれば、適切な診断と安全な方法でカビの除去、消毒、そして再発防止策を講じてくれます。複数の業者から見積もりを取り、実績なども比較検討して選びましょう。

床上浸水は心身ともに大きな負担ですが、焦らず、安全に、そして着実に復旧作業を進めてください。


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それでも、カビ取・カビ対策できない時は【カビ専門業者のミスミ】にお気軽にご相談下さい。




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カビ取り剤が健康不安 カビが取れたか、取れないか、残っているか解らない 

原因調査 防カビ対策施工実績多数 カビ取りして欲しい日時がある 

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短工期|安心安全|低コスト
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≪宮城県床下浸水、床上浸水ワンストップ対応地域≫仙台市、石巻市、塩竃市、気仙沼市、白石市、名取市、角田市、多賀城市、岩沼市、登米市、栗原市、東松島市、大崎市、富谷市、刈田郡蔵王町、七ヶ宿町、柴田郡大河原町、村田町、柴田町、川崎町、伊具郡丸森町、亘理郡亘理町、山元町、宮城郡松島町、七ヶ浜町、利府町、黒川郡大和町、大郷町、大衡村、加美郡色麻町、加美町、遠田郡涌谷町、美里町、牡鹿郡女川町、本吉郡南三陸町

≪山形県床下浸水、床上浸水ワンストップ対応地域≫山形市、天童市、上山市、東根市、尾花沢市

≪福島県床下浸水、床上浸水ワンストップ対応地域≫国見町、福島市、桑折町、伊達市、新地町、相馬市

*ワンストップ対応地域でも、お知り合いの建築業者様、リフォーム業者様がいらっしゃる場合は、ご相談しながらカビ対策を

進めてまいりますので、お気軽にご相談下さい。


【カビ対策対応地域は東北6県】上記ワンストップ対応地域外の皆様へ

お知り合いの建築業者様、リフォーム業者様とご相談しながら対策を進めてまいりますので

お気軽にご相談下さい。






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